“終わった瞬間に帰宅欲MAX”──全国で同時多発中。
買い物、病院、役所、コンビニ。
何かをしに家を出たはずなのに、用が終わった瞬間に襲ってくる“圧倒的に帰りたい気持ち”。
この現象がいま、静かに、しかし確実に広まっている。
SNSにはこんな声が並ぶ。
「帰り道の最短ルートだけ異常に詳しくなる」
「寄り道しようと思ってたのに、気づいたら家だった」
「目的が終わった瞬間に“もう外界ムリ”ってなる」
この“帰宅欲暴走モード”の裏側には、5つの心理が潜んでいるという。
① ミッション完了 → 脳が“終了ボタン”を押す
目的を果たした瞬間、人間の脳は勝手に“一日が終わった”と判断する。
すると、体のエンジンが切れ、残る行動は 帰宅だけ になる。
② 家という“安全地帯”に戻りたくなる
外は刺激も雑音も多すぎる。
用が終わればもうそこにいる意味はない。
家のドアを閉めた瞬間の安心感は、もはや合法麻薬。
③ 追加タスクを極端に拒む“防衛本能”
「ついでに買い物でもしようかな?」
その考えは一瞬で消える。
脳内会議ではこう決まっている:
「却下。帰る。」
④ 財布と体力の残量を見て未来が閉じる
疲れ、荷物、出費、時間。
全パラメータが低下し始めるため、行動の選択肢が急激に減る。
唯一残る“最適解”が 帰宅。
⑤ 家に帰った瞬間の“ご褒美時間”を想像してしまう
帰ったら座る。
帰ったら飲む。
帰ったらスマホ。
帰ったらNetflix。
……その誘惑が強すぎる。
帰りたくならない方がむしろ異常だ。
用を済ませたら帰りたくなるのは、人間として正常
これは怠惰でも甘えでもない。
むしろ “人間らしさの発露” である。
目的を果たしたあなたは立派。
残りは帰るだけでいい。
帰宅は正義だ。
今日もどこかで、またひとつのミッションが終わり、
ひとりの人間が静かに家へ吸い込まれていく。
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