最近、密かに全国で広がっている——
「土曜が待ち遠しい症候群」 をご存じだろうか。
医学的な根拠は一切ないが、
社会人や学生たちの7割くらいが“自覚症状アリ”と囁かれる謎の現象だ。
症状は突然やってくる。
週の真ん中、水曜。
時計を見るたびに“土曜”という単語が頭をよぎる。
木曜になるともう重症だ。
「あと1日で土曜…?」
「もはや実質、前夜祭なのでは?」
心だけ先に週末へ行ってしまう。
◆ なぜ土曜はこんなにも強いのか?
専門家ではないが、理由はだいたい次の5つだ。
① 金曜の夜を“予告編”として楽しめる
土曜の前夜。
ここがすでに本編クラスで楽しい。
何もしていなくてもテンションが上がる謎の時間帯。
② 日曜の“終わりの気配”がまだない
土曜は完全にフリーだ。
日曜の夕方に襲う「明日仕事」の影が一切ない。
これ、デカい。
③ 午前中に寝ても罪悪感ゼロ
土曜日の午前中に寝るのは、
人類に許された最高クラスの娯楽。
「寝過ぎた…」すらご褒美。
④ 予定が“自由枠”
買い物、外食、昼飲み、ゴロゴロ、なんでもOK。
誰の許可もいらない。
予定がなくてもむしろ勝利。
⑤ 本来の自分に戻れる日
平日モードでは抑え込んでいた感情が開放される。
“素の自分”がうっすら顔を出すのが土曜日。
◆ 土曜が恋しくなるのは、悪いことじゃない
土曜が待ち遠しい——
それは逃避でも怠惰でもない。
「ちゃんと疲れてる」証拠だ。
週のどこかで心が悲鳴を上げているから、
身体は勝手に土曜を探し始める。
むしろ自然だと言っていい。
土曜を待ち望むあなたへ。
フライングしても、浮かれても、予定を白紙にしてもいい。
だって土曜は、週のご褒美だからだ。
今日もまた、心のどこかで土曜の気配を探しながら、
私たちは平日を生き抜いている。
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