コンビニに寄ったつもりが、気づけば“おにぎりコーナー”の前に立っている。
そんな経験はないだろうか。
「買わないはずだったのに、なぜか見ちゃう」
「おにぎりの棚だけ引き寄せられる」
──SNSでは、この“おにぎりコーナー吸引現象”が共感され、静かな論争となっている。
■ なぜ人はおにぎりコーナーを見てしまうのか?
行動心理学の専門家は、
「おにぎりは“最も手軽で、最も裏切らない食品”という印象が強い」と説明する。
「食欲がなくても、おにぎりだけは候補に入る。
そのため無意識に“保険として確認”してしまうんです」
これは、選択肢が多すぎる現代において、
おにぎりの “安心感” が人間の選択ストレスを和らげる役割を担っているからだ。
■ 特に見られがちな3つのラインナップ
SNS分析では、以下の3種類のチェック頻度が高い。
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ツナマヨ:「とりあえず見ておくランキング不動の1位」
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梅:「選ばないけど存在が必要」
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期間限定味:「なんとなく確認してみたい謎の義務感」
「結局いつものに戻るのに、とりあえず新作を見る」という声も多い。
■ “買う気ゼロ勢”も惹きつける理由
編集部が街頭で聞いたところ、
「買わないはずが、棚の前で悩んでた」
「寝る前に明日の朝ごはん候補として見ちゃう」
「仕事終わりに吸い込まれるように立ってる」
など、“吸い寄せられました系”証言が多数寄せられた。
心理学的には、
「人は疲れると“簡単な選択肢”を求める」
というシンプルな理由もある。
■ コンビニ関係者の証言
コンビニ店長はこう語る。
「おにぎり棚は、レジから一番見やすい位置に置くことが多いんです。
つい寄ってしまうのは、ある意味で“設計通り”なんですよ」
店側も確信犯だった模様だ。
おにぎりコーナーを“つい見てしまう”のは、
単なる癖ではなく、
手軽さ・安心感・新作チェック欲求・店舗設計――
あらゆる要因が重なった、
コンビニの小さな引力現象だ。
今日もどこかのコンビニで、
買う予定のない人がそっと棚の前に立ち、
ツナマヨを見つめている。
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